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DATE: 2007/09/06(木)   CATEGORY: 政治
北朝鮮国交正常化で議論
いきなり政治ネタです。


2007/09/05-22:48 国交正常化で議論=拉致解決も要求-「過去の清算」平行線・日朝部会初日
 【ウランバートル5日時事】日朝国交正常化の作業部会は5日午後も、ウランバートルのモンゴル迎賓館で、植民地支配など「過去の清算」を含む国交正常化問題を議題に協議を続行した。日本側は、正常化の前提として、拉致問題解決の必要性を指摘。北朝鮮側は「被害者や家族の帰国など一定の措置を取ってきた」と簡単な説明にとどまり、同問題での実質的な協議は6日に持ち越した。
 日本代表の美根慶樹日朝国交正常化交渉担当大使は協議終了後、記者団に「拉致問題は6日に意見交換する。(北朝鮮の対応を評価するのは)ちょっと早い」と述べた。交渉筋によると、北朝鮮側は「解決済み」とは述べなかったという。
 初日の協議は午前に約1時間半、午後に1時間45分間行った。日本側は「過去の清算」に関し、日朝平壌宣言に明記した「一括解決・経済協力方式」で決着させるとの基本原則の再確認を求めた。
 これに対し、北朝鮮代表の宋日昊日朝国交正常化交渉担当大使は「日本の立場に認識を深めた部分はある」と述べ、「過去の清算」を積極的に議論する日本の姿勢を評価しながらも、植民地時代の朝鮮人強制連行や虐殺、従軍慰安婦の問題を指摘し「個人補償」を求める従来の立場を崩さなかった。また、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の本部差し押さえなど朝鮮総連をめぐる一連の問題についても、早急な解決を求めた。
時事通信9月4日記事より引用


モンゴルのウランバートルで日朝国交正常化交渉が始まりました。
記事によると日本は
□拉致問題解決
□一括解決・経済協力方式

を提案した

北朝鮮は
□過去の清算
□個人補償
を求めた

ということになります。

日本側の交渉の仕方はいきなり「一括解決・経済協力方式
をお持ち出すのはどうかなとも思います。

ではどうするかといえば「北朝鮮がサンフランシスコ講和条約を批准し、その上でこの条約に基づいて解決したい」とまずは言ってみても良かったのではなかったか、と思います。

その上で、北朝鮮が難色を示せば「一括解決・経済協力方式」を提示するのです。

交渉はやはり一番遠いところからやるべきなんではないでしょうか?

特にひとクセもふたクセもある北朝鮮相手だとなおさら。


どうしてサンフランシスコ講和会議を持ち出したかというと

日本は
1945年 敗戦、連合軍が占領
1951年 サンフランシスコ講和条約に調印
1952年5月28日 条約が発効、日本再独立
という経緯があるからです。

つまり、「日本は独立のためにはこの条約を守りますよ」とサインした訳で、この講和条約には朝鮮に関する請求権及び財産が第二十一条に
「第二十一条【中国と朝鮮の受益権】 この条約の第二十五条の規定にかかわらず、中国は、第十条及び第十四条(a)2の利益を受ける権利を有し、朝鮮は、この条約の第二条、第四条、第九条及び第十二条の利益を受ける権利を有する。」
と書かれている訳です。

だから、日本が約束したサンフランシスコ講和条約を批准した国々に対して守らなければならない訳です。

が、この条約通りにすると北朝鮮には不利(北朝鮮にあった鉱山会社や化学肥料工場の請求権が日本に発生する)なので、難色を示すでしょう。

「じゃあしょうがないから一括解決・経済協力方式でどう?」
といえば、良かったと思うんですが…


それから、日本が北朝鮮と交渉すれば「日韓基本条約」(1965年)に違反してしまいます。
というのも、「日韓基本条約」の第3条に
「第三条 大韓民国政府は、国際連合総会決議第一九五号(III)に明らかに示されているとおりの朝鮮にある唯一の合法的な政府であることが確認される」

ということが書かれていますので、日本が北朝鮮と国交を回復すると「唯一の合法的な政府」である韓国政府が文句を言うはずだからです。

とまあ矛盾した交渉でまだまだ言いたいことはあるんですが、これからどう推移するのか見ていきたいと思います。

サンフランシスコ講和条約(by Wikipedia)

日韓基本条約(by Wikipedia)
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